これがホンモノのAdvent calender
(これはチームスピリット Advent Calendar 2018の13日目の記事です。)
こんにちは!ご無沙汰してます。
今日は会社のアドベントカレンダー企画の担当分をこちらに書きます。
本来のメインテーマは技術系ですが、このブログに書くということはもちろんドイツネタです。笑
12/6〜12までお休みをいただき、10ヶ月ぶり(!)にドイツに行ってきました。
0. そもそも..
最近特にIT系界隈でメジャーになったアドベントカレンダーですが、そもそもの由来はみなさんご存知でしょうか。
”待降節の期間(イエス・キリストの降誕を待ち望む期間)に窓を毎日ひとつずつ開けていくカレンダーである。すべての窓を開け終わるとクリスマスを迎えたことになる。”
完全にキリスト教のイベントなわけです。
それにちゃっかりのっちゃうのがもうなんか日本っぽいですよね。
(海外でもこういうやってるのかな?)
で、ドイツも同じようにアドベントカレンダー(Adeventkalender)はあります。
通常は、窓をひとつずつあけていくお菓子とか、おもちゃとか、最近は化粧品もあるようです。
↓去年スーパーで買ったチョコレートブランドLindtのアドベントカレンダー
1.クリスマスマーケット
そんなキリスト教のクリスマスを語るときにかかせないのが、クリスマスマーケット。
こちらも近年は日本でも六本木や大阪・梅田で行われてますね。
クリスマスマーケットの本拠地といえばヨーロッパ。
毎年クリスマスマーケットのランキングがつけられるほどです。
今年のランキングはこちら(英語)
Best Christmas Markets in Europe - Europe's Best Destinations
クリスマスマーケットといえば!のグリューワインや、クリスマス雑貨などが売られており、家族や恋人、友達で賑わっています。
ヨーロッパの冬は、日が短い・寒い・晴れないという感じで、本当に気が滅入っていきます(泣)
そんな中、きれいなイルミネーションで明るく照らされるクリスマスマーケットは、ヨーロッパの人々にとって宗教的な意味合いとともに、親しい人と語り合う大切な場になっているようです。
2. アドベントカレンダー
そんなクリスマスマーケットの中で、街全体でひとつのアドベントカレンダーを楽しんでいる街に今回いってきました。
Gengenbach(ゲンゲンバッハ)という小さな街で、ドイツの南西部にあります。
ここは、市庁舎の窓に毎日1枚ずつ絵を飾っていくこと巨大なアドベントカレンダーで有名な街です。
アドベントカレンダーの記事を書くなら、まずはアドベントカレンダーを知らねば…!という謎の使命感wで今回訪れてみました。
日曜日だったこともあり、18時からのイベントの前にすでにたくさんの人が!
光に照らされた市庁舎はとっても綺麗でした。
すでにこの日(12/10)までの絵9枚はすでに飾られています。
街の音楽バンドがクリスマスソングを奏で、人々はグリューワインを片手に語り合い、とても幸せな時間が流れていました。
そして18時。
ナレーションが流れ、10分ほど街の子供達の寸劇。
(もちろんすべてドイツ語なのでほぼ理解できてません…)
その後灯りが消され、いよいよ今日の絵が…!
おおーっ!という歓声と拍手とともにお目見え。
天使の絵…ですかね?←
その後、これまでの絵と市庁舎のライトが再び灯されました。
こうしてみるとほんとに綺麗ですよね。Sehr schön...
日本ではケーキやチキンを食べたり、恋人と過ごすイメージのクリスマスですが、ヨーロッパでは日本のお正月のように家族と過ごす大切なイベントです。
その前に開かれるクリスマスマーケット(ドイツ語ではWeihnachtsmarkt)は、クリスマスまでの日を親しい人と楽しむお祭りです。
大都市は上記のようにクリスマスマーケットのランキングに掲載されるような少し商業的な面もありますが、今回とりあげたゲンゲンバッハのような小さな街では、地域で盛り上げ、地域で大切にしているというイベントなのだなと感じた訪問でした。
私以外にアジア系の観光客がいないくらい、とってもローカルなイベントです。
ぜひ本番のクリスマスマーケット、そして巨大なアドベントカレンダーを楽しんでみてください!
(注:クリスマス当日はどこのクリスマスマーケットも祝日なのでご注意を!)